“葉っぱビジネス”でお年寄りもマーケティングをする
カンブリア宮殿で放送されたものをメモ
ゲスト いろどり代表取締役 横石 知二
人口の半分が65歳という典型的な高齢者の町、徳島県の上勝町。
町をあげて料亭等で使われる”妻もの”に使われる葉っぱを販売するビジネスを行っている。
すべての指揮を取ったのが横石氏。
このビジネスが始まる前は昼間から一升瓶を抱えて男たちが酒を飲み、「早く補助金を取って来い」という具合だった。他者への依存体質から抜けられない状態だった。
ある日、横石氏がすし屋で見かけた光景がビジネスへのヒントとなった。
お寿し脇に添えられた紅葉の葉っぱを、女性客が「きれい」と言って綺麗なハンカチに包んで持ち帰る光景を見たのだ。
町中どこにでもある葉っぱが、場所によって必要とされ、お金になると考え、高齢者のできるビジネスとしてスタートすることにした。
当初は反対もあったが、努力が実り、現在では視察団が年間4,000人も訪れる状態になっている。
「朝起きたときにやることがある」
高齢者のみならず、人が元気でいられる方法は「朝起きた時にやることがある」ということだ。何もやることが無いということが、如何に恐ろしいことか。ほとんどの人は気づいていない。
自分が興味を持てば、例え高齢者であってもパソコンを使いこなし情報仕入れマーケティングを行う。情報を見ることだけできるようにしてあげれば、情報の見方、情報の考え方を自分で考え学んでいく。
上勝町では、高齢者の人もパソコンを使って情報仕入れている。
この情報の中には売り上げランキングにも表示されるようになっている。競争させることは、隣人同士のつき合いを刺々しくしそうだが、全くそのようなことはない。ランキングを見ることによって、自分の努力がどのような結果となって返ってくるかがわかるようになる。考え行動し、努力の仕方にも、工夫が生まれてくる。
ビジネスにおいては、「共同作業で何かやる」というのは実は失敗しやすい。個人個人が独立してビジネスをするということが重要なのである。「100人集めて同じ作業する」というのは失敗する。
高齢者たちは活発に考え行動している。そのおかげか高齢者にかかる医療費が24市町村中24位という成績を残している。出荷の計画を立て、ちゃんと仕事ができるようにと、自分で健康を意識するようになったのがひとつの原因と思われる。
「村おこし」「町おこし」では成功しない。一人一人が独立できることが町全体を生き返らせることになるのだ。